ラオメルのキブツ(その1)

ス、スターウォーズの新たな三部作だと・・・?

「スター・ウォーズ、新たな3部作を製作へ ディズニー発表」
”【11月10日 AFP】(更新)米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニー(Walt Disney)は9日、人気SF映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズの新たな3部作を製作すると発表した。”・・・つづき


・・・エピソード7を観に行って、面白くなかったから文句をつけるのだが、


いつルークは幸せになれるのか( ;∀;)

せっかくエピソード6で悪が滅び、銀河に平和が訪れたのに、興行収入が欲しいがため、悪を復活させた。人類には悪が必要なのかw

(前回の記事で何の気なしにスターウォーズにも触れていたが、こういうのをシンクロニシティというのかな?自分の意志で書いたつもりだが、実は”書かされている”のかもしれない。)

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さて、今回は、某有名霊能者さんの17年11月10日にアップされた記事について考えていきたい。”謎解きにチャレンジして欲しい”と書いているので、少しだけチャレンジしてみる。

以下がその記事。
「この異常な時代はいつ終わるのか
 それはひと時ふた時半時である
 千二百九十日が定められている
 待っていて千三百三十五日に至る者は幸いである」
何でこんなことを書いたのだろう。
「この異常な時代はいつ終わるのか」と書き始めた時は何となくわかったのですが、ひと時ふた時半時の意味はわからないし、次の日にちも意味がわかりません。何か書いておかなければいけない言葉にも思えて来ます。
そして、次なる言葉が続きます。
「卑しき者が自分は神以上の神として現れそしてついに破滅する」
「南と北の対立」とはどこを指すのだろうか。
今日も、聞こえているのか感じているのかわかりにくいのですが、書きたくなりました。
自分自身を神以上の神と思いし者の心があるのが不思議です。
1290日と1335日とは不可思議な数字です。
今日から数えるのが正しいのかさえわかりませんが、1年365日でこの数字を割って見ると3年5カ月から3年6カ月の後に何かが起きるのだろうか。
1335-1290=45
この45日の意味は何なのだろうか?
誰かこの謎解きにチャレンジして欲しいと切望します。
「何千万人の餓死者」こんな恐ろしいことも書きたくなります。
「近年に多くの者は目を覚ます
 賢者 大空のように輝き
 多くの民を幸に導き 
 永遠に星のように輝き続ける」
ラオメルのキブツから蘇る預言者からの伝言、‥‥と書きたくなりました。 
世見
基本的に、古今東西の予言の解釈は、喧々諤々、あーでもない、こーでもないと散々盛り上がった挙句、一つとして正解してない、とうのがオチである。だから今回の記事も、雑談の域をでない。温かい目で見てもらいたい。

先ず、今回の予言(の類)を考えるにあたって、 2つの点に注意したい。

1つは、霊能者が受け取った予言そのものと、霊能者の解釈は、全くの別物という点である。

お告げを聞くにせよ、アカシックレコードにアクセスするにせよ、霊能者が人に伝える段階でどうしても当人の解釈が入り、すでに正確性を欠いてしまったものになる。

したがって、今回の記事も、霊能者が聞いたことだけを取り出して考える。
 「この異常な時代はいつ終わるのか
 それはひと時ふた時半時である
 千二百九十日が定められている
 待っていて千三百三十五日に至る者は幸いである」
「卑しき者が自分は神以上の神として現れそしてついに破滅する」
「南と北の対立」
「何千万人の餓死者」
「近年に多くの者は目を覚ます
 賢者 大空のように輝き
 多くの民を幸に導き 
 永遠に星のように輝き続ける」
ラオメルのキブツから蘇る預言者からの伝言、
またもう1つは、数字の解釈である。

予言に出てくる数字を、どういうわけか、足したり、引いたり、掛けたり、割ったりして、何か自分が知っている範囲の意味ありげな数字に近づけようとしたりする。

(例)
2001年9月11日→2+0+0+1+9+11=33
フ、フリーメーソン33階級だ!
2011年3月11日→ (2+0+1+1+3)×11=77
神聖な7!神国ニッポンだ! 

・・・これはワナです。
数のトリック

大変 愚かな例を選ぼう、と思います。「古代のピタゴラス派の人々は、数のなかに宇宙の法則が秘められている、と見ていた」と言う人がいるかもしれません。
「数には、多くの秘密が込められている。二つの例をあげよう。ロシアのニコライ二世を取り上げよう。
彼が生まれたのは、1868年。
彼が即位したのは、1894年。
それから、22年。
いま彼の年齢は、48歳。
これらの数の合計は、3832。
その半分は、1916。
1916年は、戦争の重要な年だ。それは秘密の数の関連によって確認される。イギリスのジョージ五世をとりあげよう。
彼が生まれたのは、1865年。
彼が即位したのは、1910年。
それから、6年。
いま彼の年齢は、51歳。
これらの数の合計は、3832。
その半分は、1916。
・・・いかに数が一致しているかが分かる。」
・・・
よく工夫して、背後にあるものに人々が気づかないようにすれば、他の領域から取り出した概念を適当にまとめ、目をごまかせます。いま出した例でも、多くの人が騙されるからです。
・・・ただ、 ものごとが隠されていると、人々は気づきにくいのです。「宇宙的な深み」「量り知れぬ深淵」などという表現を用いて、さまざまな数の関連を作り出すと、多くの信奉者ができます。そして、人間認識の特別の深みから語られているかのような外観を呈します。
このような数遊びに走りがちにさせるのも、オカルト結社による、人々を麻酔にかける手段の一つであるらしい。

この霊能者女史も引いたり割ったり しているが、その解釈は踏まえないでおく。

断っておくが、数に神秘がない、というつもりはない。人智学において、666×3=1998年はアーリマン誕生が予想された年である。今回の予言に出てきた数字1290と1335は3の倍数である。それぞれ43と89の素数が含まれている・・・。

・・・このように考えていくと、ワナにはまる(-_-;)

そのため、このブログでは、数字の解釈は後回しにしておく。


それでは、これから謎解きにチャレンジしていく。

一番分かりやすい固有名詞から。 

「キブツ」・・・ヘブライ語で「集団・集合」を意味する。現在ではイスラエルの集産主義的協同組合のこと。

「ラオメル」・・・ケダル・ラオメル(英:Chedorlaomer)。創世記14章に登場するエラムの王。アブラハムの暴動の際、カナンの都市国家まで遠征した。ラオメルの語源は、”エラム神殿の女神”に由来する

エラムはどこかというと、

エラム
現在のイラン。BC.2700~539のあいだ栄えた国家とのこと。(ケダル・ラオメルの正確な時代はまだ分かっていないようだが、おおむねBC.2000~1500の頃だと思われる。)

ラオメルの支配する、エラムのとある共同体にいた、預言者の伝言、であろうか? 

もしくは、エラム神殿の女神に使える預言者の伝言、だろうか?

(ラオメルは14章だが、19章にはソドムとゴモラの話がでてくる。)

どうも旧約聖書の内容らしいので、予言の文章を検索すると、やはりそうでした。

ダニエル書の中に、同じ文言がみられる。
第12章12:1その時あなたの民を守っている大いなる君ミカエルが立ちあがります。また国が始まってから、その時にいたるまで、かつてなかったほどの悩みの時があるでしょう。しかし、その時あなたの民は救われます。すなわちあの書に名をしるされた者は皆救われます。 12:2また地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者は目をさますでしょう。そのうち永遠の生命にいたる者もあり、また恥と、限りなき恥辱をうける者もあるでしょう。 12:3賢い者は、大空の輝きのように輝き、また多くの人を義に導く者は、星のようになって永遠にいたるでしょう。 12:4ダニエルよ、あなたは終りの時までこの言葉を秘し、この書を封じておきなさい。多くの者は、あちこちと探り調べ、そして知識が増すでしょう」。12:5そこで、われダニエルが見ていると、ほかにまたふたりの者があって、ひとりは川のこなたの岸に、ひとりは川のかなたの岸に立っていた。 12:6わたしは、かの亜麻布を着て川の水の上にいる人にむかって言った、この異常なできごとは、いつになって終るでしょうか」と。 12:7かの亜麻布を着て、川の水の上にいた人が、天に向かって、その右の手と左の手をあげ、永遠に生ける者をさして誓い、それは、ひと時とふた時と半時である。聖なる民を打ち砕く力が消え去る時に、これらの事はみな成就するだろうと言うのを、わたしは聞いた。 12:8わたしはこれを聞いたけれども悟れなかった。わたしは言った、「わが主よ、これらの事の結末はどんなでしょうか」。 12:9彼は言った、「ダニエルよ、あなたの道を行きなさい。この言葉は終りの時まで秘し、かつ封じておかれます。 12:10多くの者は、自分を清め、自分を白くし、かつ練られるでしょう。しかし、悪い者は悪い事をおこない、ひとりも悟ることはないが、賢い者は悟るでしょう。 12:11常供の燔祭が取り除かれ、荒す憎むべきものが立てられる時から、千二百九十日が定められている。 12:12待っていて千三百三十五日に至る者はさいわいです。 12:13しかし、終りまであなたの道を行きなさい。あなたは休みに入り、定められた日の終りに立って、あなたの分を受けるでしょう」。
預言者ダニエル・・・エルサレムを陥落させたバビロンのネブカドネツァル王(BC.634~562)などに仕えた。ダニエルとは「神は私の裁判官」の意である。ダニエル書には彼の幻視が記録されている。

ダニエルはガブリエルを幻視した

(そういえば、某霊能者女史は、過去にもイザヤ書の一節を、本人はわけも分からず紹介していた。”あなたがたは今からでも心をつくし、天を仰げ”)

エラムの予言者とダニエルとでは、時代が整合していないが?同一人物だろうか? 

(聖書は初期の段階で改ざんされていると聞く。ダニエルはユダ族ということになっているが、もしかしたら、末期のエラム出身の捕虜だったのかもしれない。?)

 しかし、”ラオメルのキブツから蘇る預言者からの伝言”の「伝言」とは、現代のわれわれに宛てた伝言ではなく、エラム神殿の女神に仕えた預言者が、死後、ダニエルに伝えたことだとすれば、だいぶオカルト的解釈だが、理解はできる。(17/11/11追記)


ダニエル書の他章も紹介しなければなるまい。

予言のほかの文言も、ダニエル書の11章に同じ内容のものが見受けられる。
第11章
11:1わたしはまたメデアびとダリヨスの元年に立って彼を強め、彼を力づけたことがあります。
11:2わたしは今あなたに真理を示そう。見よ、ペルシャになお三人の王が起るでしょう。その第四の者は、他のすべての者にまさって富み、その富によって強くなったとき、彼はすべてのものを動員して、ギリシヤの国を攻めます。 11:3またひとりの勇ましい王が起り、大いなる権力をもって世を治め、その意のままに事をなすでしょう。 11:4彼が強くなった時、その国は破られ、天の四方に分かたれます。それは彼の子孫に帰せず、また彼が治めたほどの権力もなく、彼の国は抜き取られて、これら以外の者どもに帰するでしょう。
11:5南の王は強くなります。しかしその将軍のひとりが、彼にまさって強くなり、権力をふるいます。その権力は、大いなる権力です。 11:6年を経て後、彼らは縁組をなし、南の王の娘が、北の王にきて、和親をはかります。しかしその女は、その腕の力を保つことができず、またその王も、その子も立つことができません。その女と、その従者と、その子およびその女を獲た者とは、わたされるでしょう。
11:7そのころ、この女の根から、一つの芽が起って彼に代り、北の王の軍勢にむかってきて、その城に討ち入り、これを攻めて勝つでしょう。 11:8彼はまた彼らの神々、鋳像および金銀の貴重な器物を、エジプトに携え去り、そして数年の間、北の王を討つことを控えます。 11:9その後、北の王は、南の王の国に討ち入るが、自分の国に帰るでしょう。
11:10その子らはまた憤激して、あまたの大軍を集め、進んで行って、みなぎりあふれ、通り過ぎるが、また行って、その城にまで攻め寄せるでしょう。 11:11そこで南の王は、大いに怒り、出てきて北の王と戦います。彼は大軍を起すけれども、その軍は相手の手にわたされるでしょう。 11:12彼がその軍を打ち破ったとき、その心は高ぶり、数万人を倒します。しかし、勝つことはありません。 11:13それは北の王がまた初めよりも大いなる軍を起し、数年の後、大いなる軍勢と多くの軍需品とをもって、攻めて来るからです。
11:14そのころ多くの者が起って、南の王に敵します。またあなたの民のうちのあらくれ者が、みずから高ぶって事をなし、幻を成就しようとするが失敗するでしょう。 11:15こうして北の王がきて、塁を築き、堅固な町を取るが、南の王の力は、これに立ち向かうことができず、またそのえり抜きの民も、これに立ち向かう力がありません。 11:16これに攻めて来る者は、その心のままに事をなし、その前に立ち向かうことのできる者はなく、彼は麗しい地に立ち、その地は全く彼のために荒されます。 11:17彼は全国の力をもって討ち入ろうと、その顔を向けるが、相手と仲直りをし、その娘を与えて、その国を取ろうとします。しかし、その事は成らず、また彼の利益にはならないでしょう。 11:18その後、彼は顔を海沿いの国々に向けて、その多くのものを取ります。しかし、ひとりの大将があって、彼が与えた恥辱をそそぎ、その恥辱を彼の上に返します。 11:19こうして彼は、その顔を自分の国の要害に向けるが、彼はつまずき倒れて消えうせるでしょう。
11:20彼に代って起る者は、栄光の国に人をつかわして、租税を取り立てさせるでしょう。しかし彼は、怒りにも戦いにもよらず、数日のうちに滅ぼされます。 11:21彼に代って起る者は、卑しむべき者であって、彼には、王の尊厳が与えられず、彼は不意にきて、巧言をもって国を獲るでしょう。 11:22洪水のような軍勢は、彼の前に押し流されて敗られ、契約の君たる者もまた敗られるでしょう。 11:23彼は、これと同盟を結んで後、偽りのおこないをなし、わずかな民をもって強くなり、11:24不意にその州の最も肥えた所に攻め入り、その父も、その父の父もしなかった事をおこない、その奪った物、かすめた物および財宝を、人々の中に散らすでしょう。彼はまた計略をめぐらして、堅固な城を攻めるが、ただし、それは時の至るまでです。 11:25彼はその勢力と勇気とを奮い起し、大軍を率いて南の王を攻めます。南の王もまたみずから奮い、はなはだ大いなる強力な軍勢をもって戦います。しかし、彼に対して、陰謀をめぐらす者があるので、これに立ち向かうことができません。11:26すなわち彼の食物を食べる者たちが、彼を滅ぼします。そして、その軍勢は押し流されて、多くの者が倒れ死ぬでしょう。 11:27このふたりの王は、害を与えようと心にはかり、ひとつ食卓に共に食して、偽りを語るが、それは成功しません。終りはなお定まった時の来るまでこないからです。 11:28彼は大いなる財宝をもって、自分の国に帰るでしょう。しかし、彼の心は聖なる契約にそむき、ほしいままに事をなして、自分の国に帰ります。
11:29定まった時になって、彼はまた南に討ち入ります。しかし、この時は前の時のようではありません。 11:30それはキッテムの船が、彼に立ち向かって来るので、彼は脅かされて帰り、聖なる契約に対して憤り、事を行うでしょう。彼は帰っていって、聖なる契約を捨てる者を顧み用いるでしょう。 11:31彼から軍勢が起って、神殿と城郭を汚し、常供の燔祭を取り除き、荒す憎むべきものを立てるでしょう。 11:32彼は契約を破る者どもを、巧言をもってそそのかし、そむかせるが、自分の神を知る民は、堅く立って事を行います。 11:33民のうちの賢い人々は、多くの人を悟りに至らせます。それでも、彼らはしばらくの間、やいばにかかり、火に焼かれ、捕われ、かすめられなどして倒れます。 11:34その倒れるとき、彼らは少しの助けを獲ます。また多くの人が、巧言をもって彼らにくみするでしょう。 11:35また賢い者のうちのある者は、終りの時まで、自分を練り、清め、白くするために倒れるでしょう。終りはなお定まった時の来るまでこないからです。
11:36この王は、その心のままに事をおこない、すべての神を越えて、自分を高くし、自分を大いにし、神々の神たる者にむかって、驚くべき事を語り、憤りのやむ時まで栄えるでしょう。これは定められた事が成就するからです。 11:37彼はその先祖の神々を顧みず、また婦人の好む者も、いかなる神をも顧みないでしょう。彼はすべてにまさって、自分を大いなる者とするからです。 11:38彼はこれらの者の代りに、要害の神をあがめ、金、銀、宝石、および宝物をもって、その先祖たちの知らなかった神をあがめ、 11:39異邦の神の助けによって、最も強固な城にむかって、事をなすでしょう。そして彼を認める者には、栄誉を増し与え、これに多くの人を治めさせ、賞与として土地を分け与えるでしょう。
11:40終りの時になって、南の王は彼と戦います。北の王は、戦車と騎兵と、多くの船をもって、つむじ風のように彼を攻め、国々にはいっていって、みなぎりあふれ、通り過ぎるでしょう。 11:41彼はまた麗しい国にはいります。また彼によって、多くの者が滅ぼされます。しかし、エドム、モアブ、アンモンびとらのうちのおもな者は、彼の手から救われましょう。 11:42彼は国々にその手を伸ばし、エジプトの地も免れません。 11:43彼は金銀の財宝と、エジプトのすべての宝物を支配し、リビヤびと、エチオピヤびとは、彼のあとに従います。 11:44しかし東と北からの知らせが彼を驚かし、彼は多くの人を滅ぼし絶やそうと、大いなる怒りをもって出て行きます。 11:45彼は海と麗しい聖山との間に、天幕の宮殿を設けるでしょう。しかし、彼はついにその終りにいたり、彼を助ける者はないでしょう。

「卑しき者が自分は神以上の神として現れそしてついに破滅する」ことが書かれており、章の内容自体が「南と北の対立」である。




 
・・・長くなったので、次回にまわすことにする。

つづく。

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・ラオメルのキブツ(その1)”数のトリック”
・ラオメルのキブツ(その2)”イエズス会”
・ラオメルのキブツ(その3)”ヨハネの黙示録”
・ラオメルのキブツ(その4)”模写ミス”
・ラオメルのキブツ(その5)”マタイによる福音書”
・ラオメルのキブツ(その6:まとめ)”人間の進化”
・アーリマン受肉の準備



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